写欲がわかないのでとりあえず山頂でカップヌードルを食べることにした

2026年に入り約1ヶ月経過したがカメラを持ち出して写真を撮りにいっていない。

雪も降ったし冬鳥もやってきている。朝焼けも夕焼けも撮ろうと思えばいくらでも撮れた。特別なものを探しに行かなくても身近な場所に被写体はあふれているはずなのに撮影に出かけようという気にならない。

年末にPS5を買ったから?いや違う、FF16は夢中になって遊んだがクリアした後はそれほどやっていない。


仕事や家族の用事で忙しかった?それも違う。仕事はそれほど忙しくなくわりと休みも多かった。子供は友達と遊ぶことが多くなって驚くほど自由な時間が増えた。

なのに撮影に行かない。これが噂に聞く「写欲がわかない」状態か。

誰かが言っていた。

やる気なんて待っていても一生やってこない。どんな小さなことでもいいのでまずは行動すること。

まさにその通りだと思う。賢いなあ。

そこで私は低山の山頂までカメラを持って登ることにした。目的はいい写真を狙うことではない。山頂でお湯を沸かしてカップヌードルを食べることだ。

山頂カップヌードルを食べるために低山に登る

目的の山は標高約500メートル。登山口から山頂までゆっくりでも1時間半くらいで登頂できるルートだ。

α7RⅤとFE 24-70mm GM2を持って登ることにした。今年は登山をメインに写真を楽しむつもりなので一番活躍するはずの機材だ。


登山口付近。

前回登ったのは11月くらいか。低山とはいえ久しぶりの登山に期待と多少の不安が入り混じる。

カメラを持って山に登れば気になったものは撮りたくなる。やはりカメラで写真を撮るのは楽しい。

いい写真を撮ろうなんてことは考えない。とにかく気になったものはとってみる。

暗い樹林帯が続く登山道も開放F2.8であれば6100万画素の超高画素機でもノイズは気にならない。

この山は水が豊富で低山ではあるが目をひく被写体は多い。写真はSS1/13秒。α7R5のボディ内手ぶれ補正性能であれば広角の場合手持ちでも問題ないが望遠端70mmの最短撮影距離ではブレてしまった。

ノイズを恐れずシャッタースピードをもっと速くするか三脚を使うべきだった。

気になる、撮る、楽しい。楽しいというか心地いい。やっぱり自分はカメラ、写真が好きなんだなと改めて思う。

三脚を持ってきていたので水の流れを撮ってみた。

水量が少なく水がチョロチョロとしか流れていない。映える写真ではないことは自分でもわかる。

ただこれでもシャッタースピードや画角を変えながら色々と試し10分ほど撮影した。

楽しかった。

FE 24-70mm GM2は想像したよりも寄れるしα7R5の高画素であれば大胆なトリミングも恐れることはない。

私はカメラメーカーに執着はない。そしてSONYのカメラがつまらないとは感じていない。

山で写真を撮る上で自分のなかで守っているルールがある。

それはなるべく自然に介入しないということだ。この枝もそうだが落ち葉や石などを光のいい場所に動かしたり並べたりしない。自然をできるだけそのまま、偶然の奇跡を楽しみたい。

これは自分の中で決めたルールなので他の人が何をしようが否定も肯定もしない。そもそもこの枝だって誰かがここに並べたのかもしれない。なんでもありにすると途端に写真を撮るのがつまらなくなるからやっているだけだ。

登山を始めた頃には立つことができなかった高い場所にも恐怖を感じることなく楽しめるようになった。

登山初心者は誰しも憧れる北アルプスの槍ヶ岳にいつか登ってみたい。山は逃げないという格言があるが人はどんどん歳をとる。あまり悠長なことも言ってられない。

山頂に近づいてきた。この日はあまり寒い日ではなかったがところどころに雪を見ることができた。

低山ではあるがそこには日常と違う景色が広がっている。

SSを遅くしすぎたためブレブレだ

年末にKANIのカメラグローブを買った。

Mサイズを注文したつもりだったがSサイズだったようだ。小さい。

グローブの質は上々だ。小さいのは注文をミスした私の責任。破れるまで使い倒すつもりだ。

山頂付近は岩場が続き鎖場もある。難易度は決して高くはないがいろんな登山の魅力を味わうことができる山だ。

今回私が登った山は佐賀県の『黒髪山』

決して派手ではないが平日でも登山者が訪れる多くの方に愛される山だ。私も大好き。

山頂には温度計が設置されている。平地ではそれほど寒くないが山頂は日中でも気温は0度を下回っている。

ラッキーなことに山頂に人はいない。予定通り山頂にある天童岩の上で湯を沸かしカップヌードルを食べることにした。

今回チョイスしたカップヌードルはカレーだ。若い頃は少食だった私だが最近は食欲が増してきた。謎肉増量BIGを迷うことなく手に取った。

今の私にはカップヌードルBIGだけでは不安だ。コンビニで唯一売れ残っていたおにぎり『炙りたらこ』も買ってきた。

今までクッカーを使っていたが山ごはんに興味がない私にはケトルで事足りると思った。それを理由にずっと欲しかったコールマンのケトルを買った。山で使うのは今回が初めてだ。

やっぱりこのケトルは愛嬌があっていい。ケトルを買う時はこれと以前から決めていた。

お湯が沸いたので写真を撮っていたら蓋がカタカタと浮き、注ぎ口から湯が噴き出した。

可愛い。

沸騰したお湯を注ぎカップヌードルカレーのBIGと炙りたらこをペロリと平らげスープも飲み干した。

今回は本音で話したい。山で食うカップヌードルは普段と味が違い何倍も美味いとよく聞く。個人的な意見だが山で食っても家で食ってもそれほど違いを感じない。どっちもうまい。最高だ。

いい景色だ。来て良かった。

山登りは心身ともにスッキリとリフレッシュできるし、カメラを使い写真を撮ることでその感覚は何倍にも増す。いい気分だ。

この記事をここまで読んでくれた方はほとんどいないだろう。

今回は本音で話したい。本音を吐き出したい。

実は写真やカメラってなんだろうって疑問に思っていた。モヤっとした気持ちの原因はおそらくカメラ系youtube。

私は約10年カメラ趣味を続けてきたが参考にしてきたのはブログやカメラ系YouTubeだ。

新商品が出るたびに投稿にワクワクしたし、実際に買った人がどんな記事や動画を出すのかを楽しみにしてきた。

だが最近、カメラ界隈のyoutube動画を見るたびに胸がモヤっとする。苦しくなる。

コロナ禍以降、YouTuberがインフルエンサーと名を変え、企業も登録者数を軸に幅広く案件を出すようになった。

企業にとってYouTuberは貸し出すだけ、あるいは安価で商品の紹介動画を作ってくれるし、何か問題があった場合の責任は「うちは知りません、あの人が勝手にやっただけなので」というだけでいいので有名タレントに多額の金を払うよりリスクは少ないのだろう。

一方YouTuber側にとって見れば案件はお金がもらえる場合もあるし、人気がでそうな新商品を無償で借り、動画を作成できるのは大きなチャンスだ。

企業側にもカメラ界隈でインフルエンサーになりたい側にとってもメリットがある構図なので悪いことではないのかもしれない。

カメラにあまり詳しくない人にとっては需要があるのかもしれないが、スペック表とメーカー公式の商品動画を見れば大体どんな商品か想像できる人間にとっては商品発表と同時にメーカーから依頼された複数のYouTuberの動画が並ぶのは冷めるし、その動画を見ても結局ただ長尺の通販番組を見ただけのような虚しさを感じることも多い。

全部個人的な感想だ。私が特殊なんだろう。

そこで最近は自宅で個人のカメラ趣味を語る「おじさんの一人語りカメラ動画」を見ることが多くなっていた。

私もおっさんなので楽しく見ていたのだがこれ系の動画も苦しくなることがある。

経済的に豊かな方が多いのだろう、とにかく次から次にカメラを買いまくる。そして「最高のカメラに出会うことができました!」と言った3ヶ月後には「このカメラが最高のカメラです!」と別のカメラを掲げている。やってる本人はただのネタでエンタメなんだろう。見てる側としては何が何だかわからない。

さらにおじさんの一人語りではよくあることだが突然何かに怒ってたりする。怖い。

そしてこちらもおじさん一人語り系によくあることだが突然SONYのカメラをディスり始める。SONYのカメラはつまらない、家電カメラ、お仕事カメラ。それだけならまだいい。そこからさらにSONYの一眼ユーザーにまでカメラなんてなんでもいいんでしょとかみんな使ってるから選んだだけでしょとか嘲笑うかのような言葉がコメント欄にも並んでいる。挙句カメラがおもしろくなくなったのはSONYのセンサーのせいだとか怒りながら中華製のレンズ案件を嬉々としてこなしていたりする。怖い。

カメラ系の動画をよく見ている私におすすめとして上がってくる動画のサムネは「写真が上達しない人の特徴5選」とか「今買うべきカメラ5選」「カメラなんてなんでもいい」「プロがやっている構図10選」「〇〇のカメラを買ったらこのレンズを買え」「あの件についてお話しします」・・・・。

正直サムネを見ただけでうんざりする。

今からカメラを始めようかな?と思ってる人が情報をYouTubeで調べた時にこれらの動画を見たら「・・・やばい世界だな、やめとこ・・」ってなんない?

もちろん全てがそうではない。今でも更新を楽しみにしているカメラ系のチャンネルはある。

だが私はそろそろカメラ系youtube動画との付き合い方を考える段階に来ているんだと思う。

私はXやInstagramやTikTokをやっていませんがみんなやってるんですよね?

ちょっとだけ覗いたことあるけどカメラ界隈のカオス具合はyoutubeの比じゃないと思った。みんな本当に強いよね。すごいと思う。あの世界に足を踏み入れたら私はおそらくカメラ趣味を辞めるだろう。

そんな時に私のおすすめに上がってきた動画があった。


アルパインクライマーとして世界的に地位も名誉も得て、実力、実績、人気ともに絶大な山野井泰史さん、山野井妙子さんご夫妻。お二人は圧倒的な実績を持っているにも関わらず少しも偉ぶるところがない。

今まで山野井泰史さんの著書は全て購入し読んできたし映画もみた。どの作品もその生き様に圧倒されるし生きる活力をもらえる。しかし妙子さんの本が出版されていたのは知らなかった。買いに行こう。

お二人は非常に頭がよくユーモアのセンスもありファンを楽しませる会話が上手。何より人に愛される人間性を持っていらっしゃるのでお金を稼ごうと思えばいくらでも稼げるご夫婦。でもそこを選ばず本当に自分たちがやりたい暮らしを選んだ。

いつも表情がキラキラしているし幸せそうだ。見ているだけで生きる力をもらえる。

私は煩悩にまみれているのでお二人のような生き方はできないが、心から尊敬しているし憧れている。

やっぱり今の世界ってちょっとおかしいと思う。

youtubeって素敵な動画あるんですよ。ありがとうyoutube。



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