2月に梅ジローを初めて撮影して以来すっかりメジロの魅力に魅了されています。
梅の花は満開の季節が過ぎてしまいましたが、まだ梅ジローに未練が残っている私はダメもとで現地まで出かけてきました。
するとなんとか梅の花が残っておりメジロもいましたので、前回うまく撮ることができなかった「羽ばたく梅ジロー」に挑戦してみました。
撮影機材
- カメラボディ・・α7Ⅳ
- レンズ・・FE 70-200mm F2.8 GMⅡ
- テレコンバーター・・SEL14TC
今回は画質の劣化が少ないと言われている1.4倍テレコン「SEL14TC」を追加してみました。
少しだけ使ってみた感想としては画質の劣化やAF性能の低下はそれほど感じないような気がしますが、やはりつけていない時よりも若干、もやっとしてるかなー?といった感じ。気のせいかもしれませんが。
焦点距離が1.4倍になったことで280mmまで撮れるようになり撮影はだいぶ楽になりました。
カメラの設定
今回自分なりに考えた、「羽ばたく梅ジロー」を撮影するためのカメラの設定などを書いてみたいと思います。
シャッタースピード
今回私は1/3200秒で撮影しました。
このくらいのシャッタースピードであれば、メジロの羽ばたきをある程度止めることができると思います。
ただ翼の先端は若干ブレる場合もあるので、そこまで止めるためには1/4000秒より早いシャッタースピードが必要かもしれません。
F値
メジロの飛び立つスピードはとても早く目で追うことも難しいくらいです。
「FE 70-200mm F2.8 GMⅡ」にテレコン「SEL14TC」を付けると開放F値は F4.0ですが、私の腕では飛び立つメジロの素早い動きを追いかけることはできないためピントを合わせることは難しいです。
そしてなかなかのAF性能を持っているα7Ⅳでも飛びたつ瞬間を追従することはできません。
なるべく撮れ高を稼ぐために被写界深度を広げたいので、今回はF5.6からF9まで上げて撮影してみました。
ISO感度
全てをマニュアルで操作するのはとても大変ですので「ISO感度オート」に設定しました。
連写してたくさん撮りまくる
カメラの連写設定を一番早く撮れる「連続撮影:Hi+」にしました。α7Ⅳの場合、秒10コマです。
私は野鳥の知識がないのでメジロの飛びたつ瞬間がわかりません。それでもずっと撮影していると、なんとなーく飛び立ちそうな気配を感じる瞬間があります。
その時にとにかく連写しまくります。数打ちゃ当たる作戦です。
ほとんどが連写してる時には飛ばなくて、「飛ばんのかーい!」とファインダーから目を離したときに飛んでいってしまうのですが・・・。
撮りやすいところに止まっているメジロを狙う
せっかく飛びたつ瞬間のメジロがうまいこと撮れたと思っても、枝や花に被ってしまい、全体が写っていないことが非常に多いです。
なるべく枝の先端などひらけたところに止まったメジロを狙って撮りました。満開の時期を過ぎており、梅の花はかなり散っていたのでその分撮りやすい条件ではありました。
ある程度広い画角で撮る
腕のある方であればメジロを大きく写して、毛並みまで残しつつ羽ばたく梅ジローの撮影ができるのかもしれませんが、私にはとても無理。気づいた時にはもう消えています。
なのでなるべく画角を広くして撮影し、思いっきりトリミングすることにしました。
初めての羽ばたく梅ジロー
今回撮った写真です。
最後に
今回の撮影枚数は約3000枚。1日でこんなにたくさん撮ったのは初めてです。
それでもなかなかピントが合った羽ばたくメジロは難しいです。
今回感じたのは連写速度の重要性。私のカメラは秒10コマとあまり連写が得意な機種ではありませんが、ものすごい連写性能を持ったカメラもあります。
連写枚秒30コマとか誰が使うの?とか思っていましたが、野鳥撮影で動きものを狙う場合には非常に有効なものなんですね〜。
そして、羽ばたくメジロが撮れたとしても、それがいい写真かどうかはまた別の話ですね・・・。
来年は、「羽ばたく梅ジローの素敵な写真」が撮れるように修行していこうと思います。
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