会いたかった美しい夏鳥「キビタキ」「オオルリ」【FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS】

野鳥撮影を初めて迎える初夏。日本列島にも魅力的な夏鳥がやってきました。

その中でも人気のある夏鳥の代表種「キビタキ」「オオルリ」

越冬地である東南アジアから繁殖のため、5月の大型連休前後に日本列島に飛来するそうです。

魅力的な「キビタキ」と「オオルリ」にどうしても会いたくてあちこちと探鳥していたのですが、残念ながらここまで全く会うことが出来ずにいました。

「やっぱり素人が詳細な情報も無しには無理かな?」

と、半分諦めていたのですが、このたびやっとこの2種をみることが出来ました!

鮮やかな黄色と黒が美しい「キビタキ」

キビタキは鮮やかな黄色と黒の配色が美しい小鳥です。割と個体数が多いらしく、ネットを見ていると簡単に見つかるような感じに見えます。

しかし鳥を見つけるのが下手な私は苦戦続き・・・。

場所は山の中。この日も諦め半分でを探鳥していると・・・。

いた!初めてみるキビタキです!

会いたかった野鳥なので緊張します。

近くに水場があるので水浴びした後なのか、この日は小雨だったので雨に濡れたのか。尻尾を振って水を飛ばしているようです。

写真では何度も見たキビタキですが、実際に目の前にすると格別なものがあります。とても鮮やかでかわいいです。

この子は別の個体。この日は何回もキビタキが顔を出してくれました。

水浴びした後に尻尾を広げています。

キリッと斜め上を見つめる顔が決まってます。枝被りが惜しい・・。

この子はもちっとしててペンギンみたい。もう無条件でかわいいです。

老若男女問わず100人いたら、きっと98人くらいは「かわいいねっ!」って思うでしょう。

曇天の森の中だったので薄暗く、ISO感度もかなり上がってしまいました。
条件としてはかなり厳しかったのですが、たくさんのキビタキに会うことができて大満足。

久しぶりに楽しい探鳥を満喫出来ました!

美しい瑠璃色の鳥「オオルリ」

嬉しいことに、この日は「オオルリ」も少しだけ顔を見せてくれました!

かなり遠くの方に現れた彼。

肉眼ではシルエットしか見えませんでしたが、何度も写真を見ていたので一目でオオルリだとわかりました。緊張しながら飛ばないようにゆっくりカメラを構えます。

木陰に隠れながら撮っていますが、人間より遥かに研ぎ澄まされた感覚を持つ野鳥たち。
オオルリは私の存在など当然気づいていることでしょう。

「・・・なんかいるけど、こいつは大丈夫そうだ・・」

そう思ってくれたかどうかはわかりませんが、水場に降りて水浴びを始めてくれました。

気持ちよさそうです。

水浴びしてさっぱりした様子のオオルリ。水に濡れた羽毛がトゲトゲになってカッコよくきまっています。

このオオルリはかなりのイケメンですね!

使用機材

今回の機材は

カメラボディα7Ⅳ
レンズFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

かなり薄暗い条件だったからなのか、鳥の種類によるのかはわかりませんが、鳥瞳認識AFは機能しないことも結構ありました。

撮れてるかどうか不安でしたが、とりあえずそこそこ撮れていたので一安心。

野鳥は小刻みに動くし、超望遠レンズを手持ちで使っていることもあり、あまりシャッタースピードは落としたくなかったので、SS 1/160〜1/500くらいに設定。
ブレている写真ももちろんありましたが、手ぶれ補正の効きはそんなに悪くないと思いました。

ISO感度はオートに設定。薄暗かったのでISO16000まで上がることも多かったです。
RAWデータをみるともちろんノイズが多いですが、意外とディテールが残っている場合もあります。
そういった画像をLightroomに搭載されたAIノイズ除去で処理すると、驚くほど綺麗になります。

もっと光の条件が良かったらなとは思いますが、個人的には十分満足です。

最後に

会いたいのになかなか会えなかったキビタキとオオルリに会えて大満足の野鳥撮影となりました。
見つけた時のドキドキ感も野鳥撮影の醍醐味ですね。
ここのところ厳しい探鳥が続いていたので救われた気分です。

私はとても苦労したのですが、キビタキもオオルリも個体数が少ないわけではないので、野鳥に詳しい方であれば普通に見つけることができる野鳥です。

野鳥撮影は機材によって撮れる写真が大きく変わってくるのは事実ですが、どんなに優秀なカメラやレンズを使っても、野鳥に会えないことにはどうにもなりません。

野鳥に関する知識や経験、そして撮影技術もとても大事なんですね〜。

ただ、あんまり難しく考えちゃうと嫌になってしまうし、私の場合まだ一年目だし、趣味の撮影なので楽しみながら気楽に、のんびりやっていこうと思っています。





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