【SONY Eマウント】 標準ズームレンズの次に欲しい単焦点レンズを考えよう

 α7Ⅳを購入して約2ヶ月が経ちました。撮影に出かけるたびに「良いカメラだなぁ」と感じることができるくらい非常に気に入っています。

 初めてのSony機で少し不安だったのですが、この先使っていく上で、何も問題がないことがわかりました。

 現在使用しているレンズは「α7Ⅳ」と一緒に購入した「FE 24-105mm F4 G」の1本です。とても良いレンズなんですが、その1本だけで良いかと言うとそうではありません。

一眼カメラの魅力はレンズが交換できること、そしてレンズを交換することで今までとは違った表現を楽しめることです

 そろそろSONY Eマウントで次のレンズを考えてみようと思います。

単焦点レンズとは

 開放F値がF2、F1.8、F1.4など小さく、ズームレンズに比べて明るいレンズが多いです。一眼カメラの大きな魅力である、とろけるような綺麗なボケを簡単に表現でき、暗い室内などでも明るく撮ることができます。 

 同じ価格帯、同じ焦点距離であればズームレンズよりも優れた画質であることが多いようです。

 私は家族写真をよく撮るので、標準ズームの次は単焦点レンズが欲しいです。

今回は汎用性の高い焦点距離である35mmと50mmのEマウント単焦点レンズを探してみました。

50mm

 プロの写真家の中には「写真が上手くなりたいのなら、ズームレンズなど使わず、まず単焦点50mmを体で覚えろ!」的なことをおっしゃる方がいるくらい基本の焦点距離です。

 被写体から離れることで広角気味に、そして近づくことでより主題をクローズアップした表現ができる汎用性の高さが魅力で、単焦点レンズ最初の1本に良くお勧めされるレンズです。

SONY FE 50mm F1.8 SEL50F18F

2016年に発売されたSony純正のレンズです。価格は3万円前後と一番安い、いわゆる「撒き餌レンズ」です。「明るいレンズを使ってみたいけど予算はあんまりかけたくない」といった方にはいいレンズではないでしょうか。

 他の単焦点レンズと比較すると画質は今ひとつ、AFは遅い、といった評価が多いようです。そしてAF動作時は「ジーコジーコ」と、なかなかの動作音がするみたいなので、動画を撮りたい方には不向きのレンズかもしれません。

 このレンズの良いところは186gと軽いところ、そして安いところでしょうか。性能を考えるとコスパが良いとも一概に言えないような気がします・・。

SONY FE 50mm F2.5 G SEL50F25G

2021年発売の比較的新しいレンズです。価格は7万5千円前後。

 小型で174gと軽く、「Gレンズ」らしく画質よし、質感よし、AF性能もいい、動作音も静か、と良いところだらけ。おまけにオートフォーカス時35㎝、マニュアルフォーカス時31㎝とけっこう寄れます。
 そして個人的にはデザインがすごくカッコいいと思います。

 欠点はただ一つ、F2.5と単焦点としてはちょっと暗いところです。

SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z

2013年発売とかなり発売から時間が経つレンズです。価格は9万5千円前後。

 ツァイス「ゾナーT*」レンズを使用した人気のレンズです。

 画質についてはクリアで、独特の青みがかった表現をするといった意見があるようです。青いロゴが入ったデザインがカッコいいですね。

 結構前に発売されたレンズですが画質、AF性能共に高く、しかも281gと軽い優れたレンズです。

 ただこのレンズも完璧ではなく欠点が一つあって、それは「寄れない」ところ。最短撮影距離が50㎝なんですよねー。子供を撮るにはちと不向きかも・・。

SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z

 2016年発売と発売からしばらく経つレンズです。価格は18万円前後。

 開放F値、F1.4とかなり明るいレンズで、ツァイスレンズならではの高コントラストと高い解像力が魅力です。画質の評価はとても高いようで、ポートレートを撮られる方には人気があります。

 ただこのレンズ、画質は良さそうですけどすごく重いんですよね・・。778gあります。しかも結構なサイズ感。気軽に持ち出すにはそれなりの覚悟は必要になりそうです。

 AF性能もそれほど高くなく、駆動音もそこそこあるようなので、子供のように動く被写体にはそれなりの工夫が要るかもしれませんね。

SONY FE 50mm F1.2 GM SEL50F12GM

 2021年発売。価格は26万から28万円。唯一無二の50mm GMレンズ。

 性能については何も言うことはないでしょう。もう最高で最強、以上です。SONYの最新の技術が盛り込まれた、現時点で最高の単焦点レンズの一本であることは間違い無いでしょう。

 このレンズは重さ778g、フィルター径72mmと重く大きいです。しかもお値段が・・・。しかしこのレンズの購入を検討される方には、そんなことはどうでもいいことなのかもしれませんね・・・。

35mm

 50mmよりも広角で、被写体と背景を一緒に撮ることができる、最近人気が高い焦点距離です。

 個人的には今まで50mmを使ってきて、家族の記録写真を撮るには35mmの方が使いやすそうだなと考えています。風景写真にも使えそうな画角なので、趣味である登山の際に単焦点35mm一本も楽しそうです。

シグマ 35mm F2 DG DN [ソニーE用]

 2020年年末に発売された比較的新しいレンズ。価格は7万円前後。

 画質も良く、AF性能もそこそこ良いようです。このレンズの魅力はデザインのカッコ良さ。金属ボディでビルドクオリティの高さが個人的にツボです。

 開放F値がF2少し暗め、あと少し明るかったらなぁー。

SONY FE 35mm F1.8 SEL35F18F

 2019年発売。 価格は7万5千円前後。

 こちらのレンズは性能が良く価格が比較的安い、コスパに優れたレンズです。画質については GMレンズに一歩劣るようですが、決して悪いわけではなくあくまで20万円近くする GMレンズと比べての話。AF性能についてはむしろこちらの方が爆速との評価があります。
 
 重さ280gでフィルター径55mmと軽量小型。日常使いのレンズとしては最も適しているレンズかもしれません。

シグマ 35mm F1.4 DG DN [ソニーE用]

2021年発売。価格9万5千円前後。

開放F値、F1.4とかなり明るいレンズで大きなボケが期待できます。

 評価も非常に高いレンズで、画質においては GMレンズと比較しピント面では同等、周辺においてわずかに劣ると価格に対して優れたレンズです。

 AF性能も純正レンズに比べると少し劣るとの意見がありましたが、それほど変わらないとの意見もありました。

 すごく優秀なレンズなのですが気になる点は640gと少し重く大きいところです。

シグマ 35mm F1.2 DG DN [ソニーE用]

2019年発売。価格15万円前後。

 開放F値 F1.2と、AFのレンズとしては唯一無二の明るさを持ったレンズです。画質の評価は高く、AF性能も良いようです。

 ただでかい!このレンズは本当にでかいです。重量1080gと1キロ越え。フィルター径は82mmとかなり大きくて重いです。そのデメリット以上にF1.2の明るさが必要な方が求めるレンズなのかなと思います。

SONY FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GM

2021年発売。価格19万円前後。

 Sonyが誇る GMレンズです。とてもクリアな画質と綺麗なボケ。高速AFと性能的にもちろん優秀。しかも開放F値 F1.4と明るいレンズにも関わらず、重量524g、フィルター径67mmと比較的小型軽量で普段使いにもいけそうです。外観も赤い GMのロゴがカッコイイですね。

 デメリットとしては高額なことと、フォーカスブリージングが結構出るようで、そこが気になる人にとっては問題になってくるかもしれません。

 以上個人的に気になる50mmと35mmの単焦点レンズを調べてみました。

 どのレンズも一長一短で、画質を優先するのかAF性能なのか。大きさはどうかと目的により検討する必要があるところが悩ましくも面白いところですね。

 私も非常に迷っていますが、良く考えて単焦点を一本購入したいと思います。

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