秋の大分県くじゅう連山 紅葉の三俣山とススキの坊がつる【α7Ⅳ】

三俣山とは

平治号と三俣山。長者原から登るときは平治号に挨拶します。

 大分県にあるくじゅう連山の中の一座。

 どこからみても三つの頂があるように見えることからこの名がつきました。しかし実際には西峰、南峰、北峰、本峰と四つの頂があります。

 5月から6月頃にはミヤマキリシマでピンク色に染まり、秋には紅葉で赤く染まる人気の山です


 初めてくじゅうを訪れる方は、日本百名山に選ばれている久住山や、九州本土最高峰の中岳に登る方が多いのではないかと思います。私もそうでした。

牧ノ戸登山口から急登のコンクリート道。くじゅうではここが一番辛いとおっしゃる方も・・・。

 その際によく利用される牧ノ戸登山口から、舗装されたコンクリート道を登ることわずか10分程度で展望所に到着。

 そこで登山客を出迎えてくれるのが三俣山です。

 そこから三俣山を望むことできるのですが、その独特の山容と迫力に私は息を呑みました。

 そして私は心に決めるのです。
「何あの山の形?どうなってんの?めっちゃかっこいいじゃん・・。つぎはあそこ登りてー!」と。

紅葉のくじゅうは大人気

 10月中旬。くじゅうが紅葉しているとの情報を入手し、くじゅう連山の三俣山に向かいました。

 実は私は三俣山にはまだ登ったことがありません。

 紅葉シーズンを前に一度登っておこうと9月にも登頂を試みたのですが強風、そして山頂はガスガスで真っ白。頂上まであと少しのスガモリ越避難小屋と言うところまで行ったのですが、引き返しました。

9月の三俣山。この日は山頂のガスが晴れなかった。風も強かったため引き返した。

 いつもはゆっくり山を楽しみたいので週末の登山は避けるのですが、今回は平日に休みが取れず、この日は週末。

 人気の山なのでたくさんの登山客が訪れるのは分かっていたのですが、どうしても三俣の紅葉が見たい!

 と言うことで、私も三俣山の紅葉渋滞に参加させていただくことにしました。

 早朝から登山するために、今回は車中泊をします。

 前日の夜8時ごろ長者原駐車場に到着すると、とても広い駐車場がすでに8割から9割埋まっていました。

 さすがはハイシーズンのくじゅう。危なく車を止めれないとこだった!

 ちなみに今回の目的は、新しく購入した「α7Ⅳ」と「FE24-105mm F4 G」を登山で使いたいということでもあります!この後の写真は全て「α7Ⅳ」で撮ったものです。

 新しい機材で写欲も上がっています!

霧に包まれた三俣山

 朝起きて三俣山を見てみると霧に包まれています。

 しかしこの日の天気予報は徐々に晴れる見込み。とりあえず行けるところまでは行こうと登山を開始します。

 さすが紅葉シーズン真っ只中のくじゅう。山頂は霧に包まれていてもたくさんの方が登られています。

 登山道から見える三俣山の山肌は所々色づいています。

 この後霧が晴れるのを期待しながら登ります。

 スガモリ越避難小屋に向かうガレ場もガスガスです。

 足元に気をつけながら登り続けます。

 スガモリ越避難小屋に到着。三俣山がはっきり見えるはずですが、ガスで全く見えません。

 このまま登っていいものか悩みます。

 スガモリ越避難小屋ではたくさんの方が休憩されていました(100人!くらいいらしたんじゃないかな?)。そして同じく、たくさんの人が三俣山に向かい霧の中に消えていきます。

とりあえず私も、そう難しくないはずの最初のピークである三俣山西峰を目指して登ります。

 登山渋滞の中、20分ほどで開けたところまで登りましたが何も見えません。
 目の前に高く積まれたケルンの頂上まで霞んでしまうほどです。

目の前のケルンが霞む

 踏み跡ははっきりしているので大丈夫ですが、3m先はもうガスで霞んでいます

とりあえず頂上につきました。三俣山西峰(標高1678m)です。残念ながら何も見えません。

 10分くらい待ちましたがガスが晴れる気配はありません。
 この後晴れる予報でしたので、たくさんの方が次のピークを目指し霧の中に消えていきます。

 しかし、この先を知らない私は引き返すことにしました。

 「あっさりと諦めるなんて情けない!」と思われる方がいるかもしれませんが、私には他にも見てみたいところがたくさんあったのです。

北千里ヶ浜

 一旦スガモリ越避難小屋に戻り、そこから来た道とは逆の方に下ります。

 下り終えると北千里ヶ浜です。

 YouTube動画などで拝見し、その非日常感溢れる光景を自分の目で見たいと思っていました。
 下り終えるとすぐに迫力のある岩山をみることができます。

 うーんかっこいい!ガスではっきりみることはできませんが・・。


 北千里ヶ浜も真っ白です。

 結局、北千里ヶ浜も霧が晴れることはありませんでしたが、とても素敵な場所でした。ここはまた来たいです。この先の法華院温泉山荘を目指します。

法華院温泉山荘から晴天に

 法華院温泉山荘も訪れたかった場所です。

九州では数少ない有人の山小屋。素敵な山小屋です。


ここから天気が徐々に良くなってきます。

 素晴らしい景色が広がりはじめます。あー綺麗。来て良かった。

 ススキや紅葉がとても綺麗です。

 恥ずかしながらススキがこんなに綺麗だなんて初めて知りました。光に照らされてキラキラと輝いています。

 三俣山もすっかり霧が晴れています。

 諦めず登られた皆さんは素敵な時間を過ごされていることでしょう。おめでとうございます!

 私はまたいつか。

ススキできらめく坊がつる

 坊がつるも見たかった場所です。たくさんの方がテント泊を楽しまれていました。

 皆さんゆったりとした素敵な時間を過ごされています。私もいつかここでテン泊をしたい!

 遠くに大船山が見えます。見事に真っ赤ですね!

 形もかっこいい!。あの山も登ってみたいなー。

 憧れだった坊がつる。初めて訪れた私には大袈裟じゃなく夢のような時間でした。山登りを始めて本当に良かったな。

 素敵な時間ももうおしまいです。本当にススキが綺麗。もうキラキラなんですよ。三俣の紅葉は見ることができなかったけど、全く後悔はありません。坊がつるは本当に綺麗だった。

くじゅうは素敵

 秋のくじゅうは本当に素敵でした。今回三俣山を楽しむことはできませんでしたが、素晴らしい景色を見ることができました。

 大船山もカッコイイ山だった。また新しい目標ができました。三俣山も必ず登ります。

 来るたびに登りたい山が見つかるのも、くじゅう連山の魅力ですね。

登山で初めてα7Ⅳを使った感想

 今回初めて登山で使用した「α7Ⅳ」。とても良いカメラでした。AFバッチリ、使用感もいい。レスポンスもいいです。

 カスタムダイヤルやカスタムボタンがたくさんついてて、フルサイズの中級機以上って難しそうって思っていましたが、逆に使いやすいんですね。

 私にとってはお高い買い物でしたが、思い切って購入して良かった。使っていて最高に楽しかったです。

 しかしまだまだ慣れていない部分が多いので、もっともっと使い込んでいきたいです。

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