探鳥の際によくあるのが
「鳴き声は聞こえるのに鳥がどこにいるのかわからない」
そんな悩みを解決してくれるアイテムが『双眼鏡』。
今回私が購入した双眼鏡は、Nikon 『スポーツスターEX 8x25D CF』です。
Nikon『スポーツスターEX 8x25DCF』を選んだ理由
3千円と1万円でかなり見え方が違う!
初めは「双眼鏡なんて遠くのものが見えればそれでいいからなんでもいいや」と思っていたので、Amazonで売ってある3000円くらいの安い双眼鏡を買おうと思っていました。
そんな時に別件で近くの家電量販店に行ったところ、なんと双眼鏡コーナーがあるではありませんか!しかもなかなかの品揃え。私が住んでいる地域はかなり田舎で、カメラコーナーにはSony『α6100』やCanon『90D』が最新機種のように並んでいて、FUJIFILMのカメラなんて置いてすらないような所なんでびっくり。
双眼鏡ってカメラよりもニーズがあるのかも・・。
そこには3千円くらいから4万円くらいまで、いろんなメーカーの双眼鏡が展示してありました。
まずは3千円の双眼鏡を手にとり覗いたところ、まあ、見えます。当たり前ですけど・・。
「あーいいいい。見えるじゃん。これでいいや」
そう思っていたのですがよく見るとNikonやオリンパスの双眼鏡もあります。カメラ好きとして手に取らずにはいられませんよね。
で、覗いてみてびっくり!めちゃくちゃクリアでよく見えるんですよ!
その後、手当たり次第にいろんな双眼鏡を覗いたのですが、軽さと価格、クリアな見え方、そして自分の目に一番しっくり来たのが、Nikon『スポーツスターEX』でした。
憧れのNikon
私はCanon、FUJIFILM、Sonyのカメラは使ったことがありますが、残念ながらなかなかタイミングが合わなくてNikonは使ったことがありません。
しかしYouTubeではなぜかNikon系の方が好きだったりします。カメラ、写真の知識の深さはもちろんですが、最新機種を追いかけるだけじゃなく、いろんな楽しみ方を紹介してくれる方が多いような気がします。
なんと言ってもみなさんNikonへの愛が深いですよね。そこにはスペックだけではわからない、物としての魅力がきっとあると思うんですよねー。
そしてNikonといえば優秀な光学技術。Zレンズはとても評判が高いですし、ミラーレスのEVFも他社と同じドット数でも見え方が自然で良いのだとか。
私は今のところSonyでレンズが揃ってきており、気に入ってもいるのでマウントの変更は難しい。ですが双眼鏡ならNikonを使うことができます。
ビクセンの2万円くらいの双眼鏡と悩みましたが見比べても遜色なく、とてもクリアに見えます。さすがはNikonの光学技術!
双眼鏡を使う意外なメリット
「カメラに望遠レンズ付けてんだからそれで見れば?」
そんな意見もあるかもしれません。実は私もそう思いつつ使ってみたのですが、双眼鏡にはカメラと違った良さがあります。
まず『スポーツスターEX 8x25D CF』の重量は300g。とても軽いのでカメラを構えるよりストレスなく使うことができます。
野鳥にカメラを向けると警戒して逃げることもありますが、『スポーツスターEX』はコンパクトなので逃げられることはカメラよりも少ないです。
ミラーレスカメラの電子ビューファインダー(EVF)で見た場合は、目の前の光景を映像エンジンでデジタル処理したものを見ることになるのですが、双眼鏡はレンズを通しただけの光をそのまま見ることができます。当たり前のことなんですがEVFに慣れ切ってる私にとっては結構新鮮。
別にEVFの見え方になんの不満も持っていないのですが、レンズだけしか通ってない絵はやはり気持ちがいいものです。一眼レフ機をこだわってお使いの方の気持ちがわかるような気がします。
最後にこれが双眼鏡を使う最大のメリットだと思うのですが「野鳥観察に集中できる」ことです。
カメラで覗いた場合どうしても撮りたい気持ちが大きくなってピントやカメラの設定に気を取られがち。
しかし双眼鏡は見る以外のことはできませんので自然と野鳥の行動を見ることに集中します。双眼鏡を使うことで、今まで鳥そのものをあまり見れていなかったことに気づきました。
最後に
野鳥撮影のスタイルは人それぞれなので絶対に必要とはいえませんが、あると楽しいですよ、双眼鏡。
Nikon『スポーツスターEX』は日本野鳥の会でも入門用として紹介されています。本当に綺麗に見えるので初めての双眼鏡におすすめです。
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