【SONY】『α7cⅡ』『α7RⅤ』ユーザーから見た『α7Ⅴ』【ほぼ完璧なBASIC機だけど一つだけまだ?】

2025年12月2日、長いこと噂が流れては消えていった『α7Ⅴ』がついにSONYより正式発表されました!

SONYαユーザーは注目していた人が多いと思うのですが、α7無印機はSONYだけでなく今後のカメラ業界においての基準となり得る機種なだけに他社ユーザーの方も気になる方は多いのではないでしょうか?

YouTubeを見ていても発表直後からSONY系インフルエンサーの選ばれし方々が投稿されていましたし、他社インフルエンサーの方々も続々と投稿されているようです。

たくさん見ましたが、その中でも個人的に特に印象に残ったのはAOXOUTさんの動画でした

SONYユーザーの端くれとして当然AOXOUTさんのことは認識していましたが、オシャレでワイルドなビジュアルに、「・・なんか怖い・・・」って感じて今まで視聴を避けていました。

でも今回α7Ⅴの動画を見て考えが変わりました。

ビジュアルがカッコいいのはもちろんですが声がすごくいいし、話はわかりやすいし、何より動画の色がすごく感動的。やっぱプロはすごいな・・。

おまけに奥さんすごい綺麗だし。女優さん?

もしAOXOUTさんの動画を見たことがないって方はぜひ一度見てみてください。
※その後とある事情によりα7Vの動画は削除されお詫びの動画を出されていましたが、その経緯と複雑な胸の内の話がとても興味深くて面白かったです。SONYのような超大企業、そしてその中にいる超優秀な方々、起こった単純なミス。そこにどんな思惑があるのか色々勘繰ってしまいます。

前置きが長くなりましたがここからはSONY『α』を使い趣味で写真を楽しんでいるだけの元α7Ⅳユーザーが思う『α7Ⅴ』についての話です。

細かいスペックについては公式HPを見ていただくとして、いちαユーザーとして『α7Ⅴ』について率直に思うことを書きます。

元α7Ⅳユーザー、現在『α7cⅡ』『α7RⅤ』ユーザーが思う『α7Ⅴ』のいいなと思うところ

写真はα7RⅤ

私はそれぞれの立場や使用用途によってカメラに対する評価は大きく変わると思っています。

大事な部分だと思うのでまず私ことを簡単に書いておきます。

私は『α7Ⅳ』でSONYの一眼カメラを使い始めました。その後『α7RⅤ』に買い換え『α7CⅡ』を買い足しました。今までは写真オンリーで楽しんできましたが、最近は動画も少しだけ撮り始めています。α1などのフラッグシップ機は使ったことがありません。

今までの主な撮影ジャンルは家族の記録、野鳥撮影、自然撮影、街スナップといったところで個人の趣味で楽しんでいます。プロカメラマンではないし、スポーツやポートレートは撮っていません。
※よかったら過去の記事も見てね!

3300万画素部分積層型CMOSセンサー搭載

α7CⅡの3300万画素裏面照射型CMOSセンサー

個人的に思う一番大きな進化ポイントは3300万画素部分積層型CMOSセンサーが搭載されたことです。

みんな言ってますけどこれはやっぱりでかい。SONYとしてはα7Vが初搭載。

部分積層型センサーに変更されたことによるメリットはたくさんありすぎるのでまずは3300万画素について。

α7Ⅳとほぼ同じなのですが部分積層型センサーに変更したのにBASIC機として3300万画素を維持できたことは嬉しいポイントです。

初めてα7Ⅳを使った時に今まで使っていた2400万画素とは明らかに違う解像感があったし、データもそれほど重くない。

α7RⅤの6100万画素を使っていていいところがたくさんあるんですけど、その逆もたくさんあって、やっぱり高感度ノイズは乗りやすいんですよ。3300万画素は暗い場所でもかなり綺麗です。

α7Ⅳ  FE35mm F1.4GM

画素数に関しては人それぞれいろんな考えがあると思うのですが個人的には3300万画素は絶妙にちょうどいい画素数だと思っています。

電子シャッター使用時におけるローリングシャッター歪みの改善

写真はα7RⅤ

α7Ⅴは部分積層型センサーを搭載したことにより電子シャッター使用時のローリングシャッター歪みを大幅に改善しています。これはαユーザーとしてはすごくでかいポイントですね。

というのもαシリーズの裏面照射型CMOSセンサーはローリングシャッター歪みがひどい!

これはユーザーの方であればおそらく気になっている部分だと思うんですよ。まぁ、歪む歪む。

私は貧乏性なので当初「メカシャッター使うと耐久性が心配だから電子シャッター使おっと」
ってセコいことやってたんですよ。

でもある時ひどく歪んでることに気づきその後自分なりに検証した結果、とても使おうという気にならなくなりました。今では電子シャッターは一切使っておらず、メカシャッターしか使いません。

SONY機では初めて採用されることになった部分積層センサーですが他社ではすでに使われているカメラがあります。近いクラスのカメラではNikonのZ6Ⅲに部分積層型センサーが搭載されています。

個人的には部分積層型センサーの話を初めて聞いた時に「中途半端でパッとしないよね」と思っていたんですが、思いの外好評みたいでかなり性能は高いみたいです。

おそらく8割から、もしかしたら9割くらいのほとんどの人が満足できる性能なんだろうなと思っていて、私もその中の一人だと考えています。

シャッター音を無音にできる

写真はα7RⅤ

ローリングシャッター歪みを気にする事なく電子シャッターが使えるようになったことで必要な状況で気軽にサイレントシャッター(無音)に切り替えることができるようになりました。

サイレントシャッター自体は前からあったんですけど、何回も言いますが歪みが気になって今までは使う気にならなかったんです。

無音で写真を撮りたいって聞くと「こいつヤバい奴なんじゃないか?」と誤解されるかもしれませんがそんな事は一切なくて、これ写真を撮る方ならわかる事だと思うんですがシャッター音が邪魔になる状況ってかなり多いんですよ。

私の場合だと、子供のお遊戯会とか野鳥撮影、あと登山とか観光地とかでもシャッター音で振り向かれたことがあるし、街スナップも撮りづらいと感じます。特にα7無印機ってシャッター音が大きいんですよね。α7RⅤくらいマイルドだったらいいんですけど。

それに最近思うのですがシャッター音って撮ってる本人は気持ちよかったりしますけど、周りの人にとっては不快な音なんじゃないかなと思っています。

どちらにしろα7Ⅴにはメカシャッターも搭載されていますので、選択できるのはとてもいいことだと思います。

ブラックアウトフリー

α7RⅤのファインダー

いやぁこれもデカいな、ブラックアウトフリー。まさかこの機能がBASICモデルで使えるようになる日が来るとは。

カメラにおけるブラックアウトとはシャッターを切った時にファインダー像が暗く途切れることなのですが、これも今までのα7無印機における大きな弱点でした。

というのも像の消失が結構激しくて出来の悪いパラパラ漫画みたいな感じになります。個人的には高速連写を使って被写体を追いかける気にはなりませんでした。

α7Ⅴではブラックアウトフリーになり像が消失することなく滑らかにファインダーで被写体を追いかけることができるようになります。

これも部分積層型センサーが搭載されたことによる大きなメリットです。

最大約30コマ/秒の高速連続撮影

α7RⅤ. FE300mm F2.8GM

α7Ⅴでは最大約30コマ/秒の高速連続撮影ができるようになりました。撮影の中で連写が必要な方にとっては大きなポイントでしょう。

α7Ⅳではメカ、電子共に10コマ/秒。連写性能は同クラスの他社機に比べ劣っている部分だったので不満の声も結構見かけました。

中には電子シャッターだけでももっと高速連写が欲しいという意見があるようでした。

SONYとしては電子シャッター時に高速連写にするだけだったら当然できたでしょう。でもあえてしなかったのは「α7Ⅳの電子シャッターで動き回る被写体を撮っても歪みまくって意味ないですよ」というSONYさんからのメッセージだと個人的には解釈しています。

でももう大丈夫。電子シャッターで高速連写しても歪みません。それほどは。※完璧ではありません

毎秒60回の高速AF/AE演算、鳥においては認識性能がα7Ⅳより約50%向上

α7RⅤ FE300mm F2.8GM

α7ⅤはAF性能が毎秒60回の高速AF/AE演算と大幅な進化を遂げています。

これもかなり驚きました。

これは被写体にピントを60回/秒合わせている、すっごく厳しくピントをチェックしてますよってことだと思うんですよね。

α7Ⅳのデータはおそらく公表されてなかったかと思うのですが、かなり性能が高くなっていることは間違い無いでしょう。ひと昔前のフラッグシップ機と同等の性能だし被写体認識性能も進化してるので「こんなに良くして今後どうするんだろう?」って心配になるくらい高性能。

参考までに私が今まで使ってきたSONY機のAF性能の印象を書きます。

まず人物の場合ですが、α7Ⅳは正面からでは十分高性能ではあるものの、目が見えるかどうかの横顔や後ろ向きになった場合の後頭部などは見失うことが多かったです。
その後AIAFが搭載され、α7CⅡやα7RⅤでは見失うことがなくなり私の使用範囲ではほぼ失敗しないくらいに性能が高いです。すでにこれ以上の性能が必要かなと思ったりします。

野鳥撮影の場合は印象がガラリと変わります。
サギなどの大きくてゆっくり飛ぶような鳥でもピントはズレてたりするし、枝に止まってるような鳥でさえピントは微妙にあってなかったりすることが多いです。これはα7Ⅳの頃からあまり変わっていないように感じています。

α7RⅤ  FE300mm F2.8GM

数年野鳥撮影をやってみて考えていることは、止まってるように見えても鳥は微妙に動いてるだろうし、枝も揺れてるだろうし、何より手持ちなので私自身が微妙に動いている。この状況で高画素機と超望遠レンズを使うことによってよりシビアになりピントズレにつながっているのかなと考えています。対策として止まっている鳥でも単写で10枚くらい撮って、その中から一番よく解像しているデータを選ぶようにしています。

α7Ⅴはα7Ⅳと比較して鳥認識性能が50%上がっているようです。
α7CⅡやα7RⅤと比較してどれほどなのかはわかりませんが、AF演算数ががこれほど高くなったα7Ⅴでは野鳥撮影の場合どうなっているのか、一度触ってみたいです。

フォーカスエリア「スポット」のサイズに『XS』、『XL』追加

フォーカスエリア「スポット」のサイズに『XS』『XL』が追加されました。

CanonやFUJIFILMのカメラに比べSONYのフォーカスエリアは最小にしてもデカいなと思っていたので、個人的にはとても嬉しいポイントです。

部分積層型CMOSセンサーなのにα史上最高の画質なのは革命的

α7RⅤの裏面照射型CMOSセンサー

α7ⅤはSONYαシリーズとして初めて部分積層型CMOSセンサーを採用しました。

今までの一般的な積層型センサーのイメージとして「非常に高速な処理ができるすごいセンサーなんだけど、裏面照射型センサーに比べ画質がちょっと悪いよね」という認識があったと思います。

このイメージはSONYだけでなくNikonやCanonでもユーザーの方の意見としてあったので技術的に難しい部分だったのでしょう。

ですがα7Ⅴは部分積層型CMOSセンサーであるにも関わらず高感度ノイズに強くて、さらにダイナミックレンジにおいては過去最高の約16ストップ(メカシャッター時)。

積層型はすごいんだけど画質が落ちるんだったらいらないって方も一定数いたと思うのですが、そのイメージは今後過去のものになる可能性があります。

最近はカメラの進化といえばAF性能がメインになっていて、画質は10年前とあんまり変わってないと言われることも多かったです。しかしここにきてやっと画質が進化する方向に向かっていくかもしれませんね。

しかもα7Ⅴはベーシックモデル。画質特化のカメラではありません。今後このレベルのセンサーが基準になります。

どれほどの違いが画質として現れるのかは実際に使ってみないとわからないですが、もしかしたらα7Ⅴのセンサーは技術的ブレイクスルーが起こった革命的なセンサーなのかもしれません。

α7無印機に初搭載されたバリチル液晶

α7RⅤの4軸マルチアングル液晶モニター

ついにα7無印機にも4軸マルチアングル液晶モニター、いわゆるバリチル液晶が搭載されました。バリアングル液晶としてもチルト液晶としても使うことができます。

私はα7RⅤで4軸マルチアングル液晶モニターを使っていますが非常に使いやすくて気に入っています。

現状の4軸マルチアングル液晶モニターの欠点として大きく出っ張って不恰好な点で、α7CⅡのようなデザインやカジュアルをコンセプトとしたモデルに搭載するのは個人的にどうかなと思いますが、α7Ⅴのように使い勝手を重視したモデルなら大歓迎。

今後はより薄く設計を改良してもらって全機種に搭載してほしい機能の一つです。

カメラ内で4K最大5倍のスローモーションが撮影できる

最近動画もちょっとだけ撮るようになって、これはいいなと思った機能として『カメラ内で4K最大5倍のスローモーションが撮影できる』ことです。

α7CⅡでもスロー撮影はできるのですが4K最大2.5倍なのでインパクトが少し弱いんですよね。

動画のなかに5倍のスローモーションが加わることでより印象的な映像になりそうな気がします。「じゃーお前それ作れんのか?」って言われると、無理だと思うんですけど・・・。

なんか動画編集ソフトでも色々といじれるらしいので、詳しい方からするともしかしたらどうでもいいことなのかもしれませんが、動画超初心者の自分としてはカメラ内でサクッと5倍スローが作れるのはありがたいなと思います。クロップされますけどね。



以上、私が特に気になったα7Ⅴのいいなと思うところです。

他にも進化ポイントは複数ありますので、気になる方は公式HPなどでご確認いただければと思います。

α7Vのいまいちかもしれないところ、よく分からないところ

写真はα7CⅡ

全ての人にとって完璧なカメラはありません。当然ですがα7Ⅴもそうです。

ここからは個人的に思う「あ〜ここはそうなのかぁ〜」と思う残念ポイントと、「ここはどうなってんの?」っていう現時点でよくわかんないポイントを書いていきます。

アンチダスト機能はどうなってんの?

α7cⅡ FE 20-70mmF4G
センサーダストが付着することが多い

この記事を書いている時点でα7Ⅴのアンチダスト機能について詳しいことがわかりません。公式HPで仕様を調べても⚫️マークがついているのみです。

「そんな細かいこと気にする?マニアはこれだから😮‍💨・・・」

と、思われるかもしれませんがこれは非常に重要なことです。

使っている人ならきっとわかってもらえるはず。αの3300万画素センサーを搭載した機種はめっちゃセンサーダストが付きやすいんです!

今までα7Ⅳとα7CⅡを使いましたが、かなり高い頻度でセンサーダストにがっかりすることがあります。

自分で言うのもなんですが、私、結構こまめに清掃する方で使用後には必ず行いますし、レンズ交換の際は出来るだけブロワーを吹くようにしています。

さらにα7RⅤではセンサーダストに苦しんだことは記憶に無いんです。同じような頻度で使っているにも関わらず。α7Ⅳとα7CⅡでは毎回とは言いませんが撮影後にPCで確認すると毎回悲しい気持ちになります。(いま2回言ったのはわざとですからね。SONYさん・・)

この記事を書いている時点でアンチダスト機能に関する仕様表の記載です

  • α7RⅤ ・・・・● (帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能)
  • α7Ⅴ     ・・・・●

記事を書いている時点での仕様表にはこのように記載されています。α7Ⅴがどんなアンチダスト機能なのか公式HPではよくわかりません。

これはあくまで予想ですが仕様表や機種の特徴としても特に記載がないので、おそらくα7Ⅳと同じかもなと思っています。

願望ですが新開発されたα7Ⅴのセンサーにはゴミが付着しにくいコーティングなどが施されていることを願います。

薄暗いところでAFが効かない検出輝度範囲EV-4 – EV20 

ここは個人的に非常に残念なポイントです。α7CⅡやα7RⅤ同じ検出輝度範囲EV-4 – EV20 。α7RⅤやα7CⅡと同じです。

私は登山が好きで日の出のタイミングや夕暮れどきは感動的な瞬間を目にすることがあります。

当然カメラを持って登るので撮ろうとするわけですが、薄暗い中ではAFでピントが合わないことが結構あります。特に夕暮れ時。

α7R5 FE70-200mm F2.8GM
夕暮れ時の遠景はAFでピントが合わないことがよくある。この写真では空に露出を合わせているので山は黒くなっていますが、肉眼では見えています。

最近ではこの瞬間です。夕暮れ時でした。

確かにくらい状況ではあったのですが、決して真っ暗と言う感じではなく肉眼でははっきり見えていてある程度の明るさはあるように思ったので、「えっこれでピントこないの?」って感じでした。

数値上ではありますがCanonのR6markⅢは『EV−6.5〜21』
NikonのZ6Ⅲは『-10~19EV』


もしかしたら需要がそれほどないのかもしれませんが、夕暮れ時の薄暗い中でもAFが効くように改善してほしいところです。

サードパーティ製レンズ使用時の機能制限

SIGMA 65mm F2 DG DN

α7Ⅴでもサードパーティ製レンズ使用時における機能制限は相変わらずのようです。

あまり詳しくはないのですが高速連写枚数上限15コマ/秒や、動画撮影時のブリージング補正機能などがあったと思います。

別に何でもかんでも全て純正と同じでOK、あの企業もこの企業も全てフラットにして切磋琢磨した方がいいとは全く思いません。

私はSONYのカメラを使い始めてからほぼ純正レンズを使ってきたし、その光学性能の素晴らしさを身をもって感じています。

一本だけSIGMAのレンズを買いました。これも素晴らしいレンズでした。

今やカメラ業界においてCanonやNikonの2大メーカーとシェア率で堂々と肩を並べることができるようになったSONYですが、ついこないだまではそうではなかった。レンズ交換式カメラの分野では新規参入組としての苦労もあったはずです。

もちろんSONYさんが情熱を持って本気でカメラを作ってきたことが一番素晴らしと思います。

いまだにSONYのカメラは・・・という言葉を目にすることがありますが、今まで実際に使ってきた身ととしては非常に使いやすくよく考えられたカメラであることがわかるし、今回のα7Ⅴでも目立つ部分以外で多くの細かい改善ポイントがありました。ユーザーの声をよく聞いてくれるメーカーだと個人的には思っています。

ですがSONYがレンズ交換式カメラの分野でここまで成長できた要因としてレンズメーカーの存在は忘れてはいけないと思います。特に初期から一緒に戦ってきた日本レンズメーカー。ライバルであり同志じゃないですか。

マウントアダプターの存在は当時の偉い人も否定しませんでした。私は本を購入して読みましたよ。

ソニー デジカメ戦記 もがいてつかんだ「弱者の戦略」
「ソニーが本格派のカメラだって?  電機屋さんにそんなものがつくれるの?」   縮小が続くデジタルカメラの市場で唯一伸びている、レンズ交換式カメラ「ミラーレス一眼」。ソニーは2013年に「α7」シリーズを投入し、当時圧倒的に性能差があったキ...

全てとは言わない一部の企業でいい。一部の機能でいい。そろそろどうですか?

αユーザーはよりαのことが好きになる出来事になると、αユーザーの端くれとして思っています。

発売前における『α7Ⅴ』についてのまとめと、『で、あんたは買うわけ?』について

ここまでイチαユーザーとして『α7Ⅴ』について考えていることについて書きました。
長くなりましたがそれだけ良いところが多い非常に素晴らしいカメラです。


部分積層型センサーを搭載したことで今まで感じていたα7Ⅳやα7cⅡの多くの弱点を消し去ってくれました。

今後は海外の検証サイトのレビューや発売後のユーザーによる多くのレビュー、一部のインフルエンサーによる複雑な思惑などでフラフラと、時には大きく左右に揺れながら最終的にはすごくいいカメラだよねって評価に落ち着くのではないでしょうか。

私を含む一般的なカメラユーザーにとって機能的にはこれ買っとけば今後10年はこれで十分ってカメラになると思います。

ただし注意しなければいけない点としてあくまで部分積層型センサーであるという点です。完璧なカメラではありません。

想像の範囲ですがプロスポーツや飛翔する野鳥や電車、激しい動きものなどを歪みなくより完璧に追いかけたい一部の方には向かないカメラでしょう。

そう言った方にとってSONYではα1Ⅱやα9Ⅲなどのフラッグシップ機のみが選択対象になります。

最後に私が買うかどうかですが、この記事を書いている発売前には現状予約していません。

手持ちのα7CⅡとα7RⅤがそれぞれいいカメラだし、この2機種のバランスにも満足しています。それに私の場合撮影において連写を全く必要としないので買っても使わない機能が多いんですよね。

欲しいのは事実で「買うために資金をどうしようか?」とか、「いやいやオレには必要のないカメラだ」とか頭の中でグルグルと思考が渦を巻く毎日です。

α7Ⅴは高額なカメラです。しかしその分高性能なカメラなので値段設定が高すぎるとはおもいません。

が、悲しいことにそれと私の懐事情は別のはなし。世界的に見た日本の立場による円安と、私自身の能力不足による経済力のなさが虚しいですね。

すでに予約してあとは届くのを待つだけの皆さんが羨ましいです。

はたして今後私はカメラを楽しみ続けることができるかしら?


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