【長崎県 普賢岳】初心者でも登りやすい雪山 冬の普賢岳に単焦点レンズ持って行ってきた

長崎県島原半島の中央部にある普賢岳(標高1359m)。登山できる山としては長崎県で一番高い山です。

よく整備された人気の山で、県内外から多くの登山客が訪れます。

頂上からは、火山活動のため現在登山できない長崎県最高峰の平成新山(標高1483m)を間近に望むことができます。

九州の平地では雪が積もることは滅多にないのですが、寒気が訪れると標高1000mを超えるような場所ではかなりの積雪がありそのまま雪が残ります。

当然登山口までの道も積雪や凍結してチェーン規制となってしまいます。

私はスタッドレスタイヤやチェーンは持っていないので冬の登山は諦めていたのですが、普賢岳の登山口である仁田峠までノーマルタイヤでOK、しかも登山道は積雪しているとの情報を得たので、これはチャンスと初めての雪山登山に行ってきました。

単焦点レンズで登山

今回の山行のお供はα7Ⅳと先日購入した『FE 35mm F1.4 GM』

まだそんなに使った訳ではないのですが、私が今まで使ったレンズの中では圧倒的な解像力を感じています。

標準ズームレンズ『FE 24-105mm F4 G』も持っていきますが頂上までは35mm1本で、下山は付け替えて自分の中での撮り比べをしてみたいと思います。

ちなみに写真はJPEG撮って出し。何枚かはJPEG画像からトリミング、露出調整しました。
クリエイティブルックは『ST』でRAW現像は無し。

仁田峠までは国道57号線

ノーマルタイヤで仁田峠まで行けるとのことでしたので何も考えずにナビに任せるがまま運転していると、チェーン規制で通行止め。別の道ならどうかと他のルートから向かうとまた通行止め。

焦ってスマホで調べてみるとどうやら国道57号線ルートだけが仁田峠までノーマルタイヤでいけるらしい。

かなり迷いましたがなんとか仁田峠に辿り着くことができました。

車道は除雪されていましたが、かなりの積雪があります。九州の平地ではなかなか見ることができない光景です。

しまばら火張山花公園

かなり時間がかかってしまいましたがおかげで道中、絶景スポットに立ち寄ることができました。

しまばら火張山花公園です。この時期はシーズンオフみたいで何も咲いていませんが、春は桜や菜の花、秋はコスモスなどいろいろな花が咲く場所のようです。

今は何も咲いてない畑ですがとても綺麗に整備されており、うっすらと雪に覆われた平成新山と相まって、これはこれでとても素敵でした。

また春に訪れたい場所です。

初めての雪山登山

仁田峠はたくさんの登山客や観光客で賑わっていました。かっこいいもんなぁ平成新山。

仁田峠にはロープウェイもあるのでここに来るだけで登山しなくても絶景を味わうことができます。

今回私が登るルートは薊谷ー紅葉茶屋ー普賢岳山頂の往復コース。

普賢岳で一番簡単なルートでゆーっくり歩いても3時間ぐらいで帰ってこれます。ちょっと物足りない感じもしますが、道に迷ったのでスタートが遅れたし、今回の一番の目的は「雪山を経験する」です。

久しぶりの登山なのでこのくらいでいいかなと。

ロープウェイ乗り場の横にある鳥居をくぐり登山スタートです。初めての雪山。ワクワクしますね。

あれ?全然雪が無い・・。ここのところ気温が上がったので解けたのか?と思っていたら

おー積もってる!

雪国にお住まいの方にはなんてことない景色かもしれませんが、九州の平地で暮らす私にはテンションが上がる光景です。きてよかった〜。

雪にテンションが上がります。九州でも雪山が楽しめるなんて登山始めなきゃ知らなかったなー。

なんてことを考えていたらもう薊谷。

ここは野鳥がよく訪れる場所みたいで、超望遠レンズで鳥撮りをされている方を見ることがあります。難しそうだけど楽しそうですよね。やってみたい。望遠レンズが欲しい・・。

ここまでは特に急な登りもなくお散歩みたいな感じ。ただ慣れない雪道なので慎重に歩きます。この先くらいから徐々に登りが急になってきます。

徐々に展望も良くなってきます。



チェーンスパイクはあったほうが楽

この辺りからはなかなかの急登になってきます。ここまで普通の登山靴で登ってきましたが注意深く歩いてきたので滑ることはありませんでした。

しかし下山することを考えるとちょっと不安・・。そこで

チェーンスパイクです。

用心深い私はもちろん準備しています。前日に何回も脱着したので装着も完璧です。

たくさんの登山者の方とすれ違いましたが装備もさまざまで登山スタイルの方もいれば普段着にスニーカーの方も。

険しい山ではないので必要ないのかもしれませんが、装着すると圧倒的に楽ですよ。チェーンスパイク。
つけた後は滑らないどころか普段の登山よりむしろ楽でした。

妙な無双感に包まれて登り続けます。

ちょっとだけ霧氷

ここまでくると頂上まではあとひと登り。平成新山も間近に見えます。

この辺りは霧氷沢と呼ばれる場所。

何日か冷え込んだあと連日晴天が続き、到着時間も遅くなったので霧氷はなさそうですがちょっとだけ覗いてみることに。すると・・。

ちょっとだけ残ってました。

これ霧氷ですよね?霧氷見たよって言っていいですよね?

ちなみにここから先は一方通行ですのでこちらからは進入禁止となっています。

普賢岳頂上

先程の場所からもうひと登りで普賢岳頂上です。

よく整備された登りやすい山なのに頂上からは大パノラマの絶景が楽しめます。

まじかにそびえる平成新山も大迫力。鬼ヶ城みたいでかっこいいですね。

うっすら煙が出ていて「地球って生きてる!」を感じることができます。

最後に

普賢岳は登りやすい山です。しかも頂上からの眺望は素晴らしいです。

特に今回のルートは一番優しいルートなので初めて雪山にチャレンジしたい方には打って付けだと思います。

私も初めての雪山登山を満喫することができました。



そして今回お供にした『FE35mm F1.4 GM』
ブログの画像ではわからないかもしれませんが、元画像をみると『FE 24-105mm F4 G』よりかなり画質が良いんですよね。

これはズームレンズと単焦点レンズの差なのか、GMレンズだからなのか・・。


困ったなぁ・・。沼は続きそうです。








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