初めての超望遠レンズ『FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS』ファーストインプレッション

野鳥撮影のために初めての超望遠レンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を購入しました。使い始めて3ヶ月になります。

超望遠レンズは目的とする被写体がないとなかなか手にすることのない特殊なレンズ。
まさかこんなデカいレンズを使うことになるとはつい半年前には想像さえしていなかったのですが、レンズ沼というのは恐ろしいものです・・・。

超望遠レンズ初心者が「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を使ってみてどう感じたのか、ファーストインプレッションです。

戸惑うところ

まずはちょっと戸惑ったところ

デカい

焦点距離200-600mmの超望遠ズームレンズなので当然ながらデカいです。「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」はインナーズームなので尚更デカい。

まず届いた箱のデカさに驚き、レンズにレンズフードを装着した姿を見たときには思わず笑ってしまいました。

家族に内緒で注文してこっそり使うのは至難の業だと思うので、必要な方は事前に許可をもらいましょう。

初めて手にした時にはあまりの大きさに戸惑いますが、この大きさにもだんだんと慣れてきます。

私は体力があまりない方なので、初めてこのレンズぶら下げて山道を4時間くらい歩いたときにはストラップをかけている肩が痛くて辛かったのですが、今は結構慣れました。

そして、後から書きますがこのデカさが意外なメリットに繋がっていきます。

画質について

隠れGMレンズと言われることもある「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」。描写の評判がかなり良かったので相当期待していたのですが、今のところ少し難しさを感じています。

まず私の技術不足。超望遠レンズで野鳥撮影を行うことは簡単ではないようです。

そして「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を過剰に期待しすぎていたこと。

まだ使い始めて3ヶ月くらいなのですが現時点で感じていることがあります。

GM画質を求めてしまった

「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を使う前まで「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」に1.4倍テレコンをつけて野鳥撮影を楽しんでいました。

当然ながら焦点距離不足で撮れないことが多いのですが、撮れた時には条件を問わずとても繊細な描写の写真が撮れます。



「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」は流石にそこまでの描写はしないのかな?と感じています。

当然ですよね。価格もグレードも違うし、発売時期も違うんだから。

解像感のある写真を撮るためには・・

レンズも工業製品なので個体差があると思いますが、私のレンズの場合、広角端200mmでは開放F5.6から非常にシャープ。望遠端600mmではF9まで絞ると解像感のある描写をします。

200mmは開放からシャープ



悩んでいるのは600mm開放F6.3。非常に良く写る時もあればぼんやりすることもあり、ばらつきがあります。

600mm f6.3 花にピントを合わせたのですがどこかぼんやり。いつもぼんやり写る訳ではなくカリッと解像してくれる事もあるのが不思議・・。


手振れを疑ったのですがそれほどシャッタースピードは遅く設定しないし、F9まで絞ると問題ないので違うような・・・。

被写体ブレに関してもじっとしている鳥や、風景写真を撮ってもぼんやりとどこにピントが来てるのかわからないような写真になることがあったり・・。

それならAFの問題かな?とも思うのですが、望遠端600mmのF6.3の場合だけ良くない事ってあるんでしょうか?

何が原因なのかよく分かりませんが使い方の問題だとおもうので、これから色々試しながら使っていきたいと思います。

現時点ではとにかく連写して撮ることにしています。そうすることで同じような写真の中にバシッと解像した画像が撮れることがあります。

かなり大胆にトリミングしています

いつも撮れない訳ではないんです。バチッとハマる時もあるのがまた不思議・・。

「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を使って感じるメリット

テレコンが使える

「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」はテレコンを装着することができます。

Eマウントにはサードパーティ製の評判が良い超望遠レンズがありますがテレコンは付ける事ができません。現時点でテレコンは純正レンズだけに許された特権となります。

野鳥撮影では600mmでも足りない事がよくあるので、テレコンで焦点距離を伸ばせることは大きなメリットです。

私は1.4倍テレコン「SEL14TC」を使っていますが、とても優秀なテレコンなので画質低下はあまり感じていません。

インナーズーム方式で操作性が良い

インナーズーム方式なので防塵防滴の面で安心感があります。堅牢製を疑われることのあるSONYのカメラですが小雨が降る中での撮影程度ならなんの問題もありませんでした。

そしてインナーズームならではの扱いやすい操作性。
私は超望遠レンズに不慣れなので野鳥を見つけても、焦点距離600mmでうまく被写体に合わせられないことがよくあります。

なので200mmで大体の場所に合わせてから600mmにズームする事があるのですが、ズームリングが軽くてスムーズ。回転角も浅いため指一本で200mmから600mmまで一気にズームする事ができます。操作性がよく、この一連の動作がとても快適。

インナーズームなのでレンズサイズはとても大きいのですが個人的にはメリットの方が大きいと感じています。

他のレンズがとても軽くなる!

 「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を使うことで今まで使っていた全てのレンズが軽くなります。

いや、もちろん実際に軽くなるわけはないのですが、感覚がおかしくなって他のレンズが軽く感じるのです。

ずーっとこのレンズを使っていて久しぶりに「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」を使った時
「なんてちっちゃくて軽くて可愛いレンズなんだろう・・」と、本気で思いました。

ボケが綺麗

ボケに関して何か言えるほどよくわかってないのですが、写真を見て「綺麗にボケてるなー」と思う事がよくあります。何気ない写真でも幻想的で柔らかく写る事があります。

まだまだこれから

現時点で感じているのはこんなところ。

特に画質についてはまだまだ不慣れなところがあり技術不足を感じています。カメラ本体の設定なども含めて色々と探っていきたいと思います。








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